40代、50代ころの女性は子供が巣立ってやれやれ・・・とはなかなかなりにくい。
一生懸命子育てをしてきた女性が子供の自立、結婚などで子供が家をでていったあと、言いようのない淋しさに襲われます。ぽっかり胸にあいた大きな風穴。もう自分を求めてくる子供の姿はない。家庭という巣の中にもう雛鳥はいない。
なんて的確なネーミングなんだろうと思います。
かく言う私もなりました。自分の役割がなくなったような喪失感をいだきました。
普段と変わりないように時間は過ぎても自分は置いていかれたような・・・・。
涙がぽろぽろこぼれたり、たよりない自分の心を持て余すような抑うつ状態。
丁度この頃、女性は更年期も迎えます。更年期は女性ホルモンの急激な減少によって起こります。様々な身体の不調と心の不調。どっちもかなりしんどい。
この年代の課題はこれから残された人生をどう生きていくかということです。
子供は確実に親離れをしていきます。また、そうでなければ困ります。
母親としての子育てという役割は終わっても互いを尊重して今までとは違う親子関係を築いていけます。一人の女性として人として生き方を再構築していくことができるのです。