母性ゆえに 空の巣症侯群

40代、50代ころの女性は子供が巣立ってやれやれ・・・とはなかなかなりにくい。
一生懸命子育てをしてきた女性が子供の自立、結婚などで子供が家をでていったあと、言いようのない淋しさに襲われます。ぽっかり胸にあいた大きな風穴。もう自分を求めてくる子供の姿はない。家庭という巣の中にもう雛鳥はいない。
なんて的確なネーミングなんだろうと思います。

かく言う私もなりました。自分の役割がなくなったような喪失感をいだきました。
普段と変わりないように時間は過ぎても自分は置いていかれたような・・・・。
涙がぽろぽろこぼれたり、たよりない自分の心を持て余すような抑うつ状態。

丁度この頃、女性は更年期も迎えます。更年期は女性ホルモンの急激な減少によって起こります。様々な身体の不調と心の不調。どっちもかなりしんどい。
この年代の課題はこれから残された人生をどう生きていくかということです。

子供は確実に親離れをしていきます。また、そうでなければ困ります。

母親としての子育てという役割は終わっても互いを尊重して今までとは違う親子関係を築いていけます。一人の女性として人として生き方を再構築していくことができるのです。

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母性ゆえに 空の巣症侯群 への2件のフィードバック

  1. 千葉一夫 のコメント:

    女性は子育てを終えること。男性は定年で仕事をやめることが大きな節目なんでしょうね。
    どうでしょう。女性の方がその後の人生を有意義に過ごしている方が多いように思いますが。

    やっぱり、周りの人にどん風に関わりあえるか、他の人のために何かできるかを考えると、得意なのは、炊事、洗濯、介護、孫の世話、そして、男性は、大工仕事、運転、機械操作、警備とか、比較する日常生活の充実を考えると女性の方が長けているんでしょうね。

    • 長谷川博子 のコメント:

      コメントありがとうございます。
      そうですね。女性は子育てが一番でしょうね。しかも仕事も持ちながらという方が多い。様々な事を同時にこなすのは女性ならではと思います。男性も女性も現職のうちからアンテナをはってる方がやりたいことをやれてるように思います。

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