町のカウンセラーの悩み事

私の行きつけの床屋さんがかかえている悩み事は、私のそれとは似て否なるものでした。

床屋さんを馴染みのお客様が訪れて髪をきるように愚痴を捨てていくようです。友人同士で愚痴を言い合うのは依存の程度をわわきまえていれば、それは構わない。
でも理髪師としての技術を提供しているのに、相談(自分が変わろうという意志があるもの)を超えて愚痴を捨てていくのはいかがなものかと。

私は仕事以外の親しくはない知人から、突然、墓場までもっていかなければならないような話をされると戸惑うし、ルール違反だと思ってしまう。

人との関係性の中で距離感はとても大切です。良好な信頼関係を築きたいと考えるのならば一線は守ってほしい。それが守れてこそ自立した関係なのです。

床屋さんの彼女は豪快に笑いながら言いました。「大丈夫、私は自分の言いたいこともはっきり言う、流す術も心得ている!」と。彼女を見てると「町のカウンセラーだ~!」と思ってしまうのです。

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発達アンビバレント

自分の中のバランスの悪さを自覚しているか否かによって、生きやすさ、生きにくさが違ってきます。

だれの中にもそれは存在します。

 

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自分の感情を受け取る

好き嫌いはひとの常、でもこんな感情を人に抱いてはいけないと自己規制してしまう。

ほんとはレースの白いブラウスが欲しくてやっと出会えたのに、一緒にいた恋人から「無難なこっちのシンプルなのがいいんじゃない。」と言われると「そうね。」と欲しい気持ちさえ封印してしまう。

「なにが食べたい?」と聞かれても、いつも傍にいる誰かの意見を尊重してしまう。

私はいい人、穏やかな人、でも心がドキドキするような瞬間がない。自分が何かいう事で誰かを傷つけたり、思いもしない展開になるのもこわい。

そんなことが若い日の私にもありました。

でもそれでは自分の人生を生きてる気がしない。

人を傷つけないないような配慮は大切だし、まわりに合わせることも大事。

でも正直な自分の感情は自分が認めてあげないと可哀そう。

自分で発した言葉の結果は、自分で責任をもつ。

自分の気持ちを封印し続けると胸が苦しくなってしまう。

正直な自分の感情はいったんは受け取って自分のものにする。その上で大人の対応をすればいいんだと思いますよ。

 

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生きなおすきかっけをくれた人

5年前私はおおきな手術をしました。

いろんなめぐり合わせがあり一人の優秀なドクターと出会いました。

手術をするかしないか、その結果に自分は責任をとらなければなりません。心配のない生活を手にいれるか、不安な生活の中で時がくるまで命を全うするか。

ドクターの丁寧な説明と私の不安によりそってくれる医師として人としての姿勢が私に決断させてくれました。

この人にならかけて見よう。自分の決断を引き受ける覚悟ができたのでした。

その先生から冬の便りが届きました。

私のぼんやりした方向が鮮明になったのは、今思えばあの手術のあとでした。

再び与えられた命を全うしようと考えたのだと思います。でもそれは、大それたことではなく自分が若い日から追いかけてきた夢、イメージを実現させることです。

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心が折れそうな時

いくら自分が頑張っていても、思うような結果になるとは限らない。

小さなストレスなら解消のためにあれこれやってみるのもいいかもしれない。

でも大きなどうしようもないようなストレスなら休むしかない。うつになると一日中ベットの中というのは正解。これ以上動いては命が危ないと言う脳からのSОS。

充分な休養のあと心のエネルギーが戻ってきたら、自分の状況を俯瞰して見てみる。自分の立ち位置が見えたら必ず進む道が見えてくる。

そういった時を乗り越えて、いまある自分を認めてみる。

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カスミソウの写真を迎え入れました。

ツィッターで知った北海道のフォトグラファー松井保さんの作品が我が家にやってきました。明日にでもカウンセリングルームの入り口に飾りたいと思います。美しく力強い作品です。

 

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「あざす 祈り」届いた息子からのメール

年齢をかさね、今なら最良の子育てができるかもしれないと考えることがあります。でもそれはかなわぬこと。

母親としてしてやれなかった事は多く、理不尽に怒ったり、自分の不甲斐無さに後悔しきりの私です。

でも子供達は健やかに育ち、優しさも逞しさもある大人になってくれました。不肖の母は感謝しかありません。

息子にしてやれなかったこと、理不尽に怒った事、子育てのなかで至らなかったことをひとつずつ書いて「ごめんなさい」のメールをおくりました。

そのときの返信の表題がこれでした。「あざす 祈りマーク」

永久保存のメールになりました。

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乗り越えてきた過去を力に。

あたりまえに出来てることにどれくらい注意を払うでしょうか。

できていることをグッドポイントだと自分自身で評価することはないものです。

特に自己評価が低くなっている時、全てのことをマイナス評価してしまいがちです。

平坦な人生などありません。一つずつハードルを越えてきたからこそ、いまの自分があります。

個々の生きてきた道のりのなかにグッドポイントは必ずあるはずです。

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チョコレート色のコスモス

この秋加わったチョコレート色のコスモスです。

アトリエ怜子の先生の作品。絹の花。

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人の手の温かさ

体調をくずし休みをとらせて頂きました。

食べれない。飲めない。身体がふにゃふにゃ、心もふにゃふにゃ。鶴岡弁で体調不良なことを「やっこくなった」といいますがまさにそんな感じです。

友人が心配して訪ねてきてくれて、「大丈夫?」と背中をさすってくれた。

その伝わる手の平の温かさにびっくり!!

『あ~、こういう人の温もりで人は癒されるんだ』と再認識。

だんだん元気になれそうです。

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