カウンセリングってなにするの?

時々お電話やメールでこんなご質問を頂きます。

「困ったことや不安なことがあった時、心が弱いひとが頼るものなのかなぁ~。」
そんな風に思ってる方もいらっしゃるかもしれません。

そうではありません。
自分が抱えている課題と正面から向き合うことなのです。
自分の人生の課題を引き受ける覚悟をもち逃げずに向き合うということです。


保護された空間と時間の中で、共感的理解、無条件の肯定的関心、自己一致を旨とするカウンセラーとの対話のなかで、自己理解が進んでゆきます。
自らの辛さの原因、認知の歪み、抱えている課題(問題)の意味が理解できるようになります。
時には現実的にその問題から逃げることが必要なこともあります。
人の力を借りれるのも自分の力です。

そして、人それぞれに備えられた「時」というようなこともあります。
予約をなさって、直前にキャンセルした方がに一年後にいらっしゃるというようなこともあります。以前はきっと機が熟してはいなかったんでしょうね。

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感覚SOⅭ ストレス耐性を高める

Sense of coherence首尾一貫感覚とは1970年代にアーロン・アントノフスキー博士が提唱した概念です。この感覚はストレス耐性、レジリエンスを高めます。

第二次世界大戦の時、ナチスの収容所に収容された経験のある人達の中に、そんな過酷な経験をしながらも、その後の生活に適応して幸福感を以って生きている人たちがいるのを発見しました。


その人たちは、戦争や収容所の過酷な体験をも自分の人生における成長の糧としていたのです。
彼らは大きなストレスに直面しても「わかる感」「できる感」「やるぞ感」を持てていたのです。
「わかる感」とは見通しが持てるという感覚。
「できる感」とは自分の中の資源を集めて、また助けてくれる他者の力を借りて、なんとかなるという感覚。
「やるぞ感」とはそのストレスが自分の人生にとって必要な試練ととらえて挑戦していく姿勢のことです。

自分の人生に起こることは意味があるととらえる感覚のことです

3.11のあと、多くの大切なものや人を失いながらも、一歩一歩復興していった東北の人たちがいます。理不尽で酷く悲惨な状況の中で、祈りや愛を失わず歩まれてきている方たちの中にもこの感覚があるのだと考えます。

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感情を育てる。

幼子が膝をすりむいて、驚きと痛さにひとしきり泣くこと。
母親(養育者)が駆け寄り「痛かったねぇ、自分で立ててえらかったね。」と語りかける。

かけっこに負けて悔し涙を流す。

悲しい気持ち、悔しい気持ち、はじけるような喜びの気持ち。
男の子は泣くもんじゃないとか、人前で有頂天になるのはみっともないとか、感情を表現することはあまり推奨されない文化があるように思います。
泣くことで痛みが和らぎ、深い悲しみは薄皮をはぐように晴れていきます。
我慢することで痛みや悲しみが深いところに潜んでしまうこともあります。

母親(養育者)という安全基地が機能していれば、子供は安心して泣くことができます。
そこには共感、励ましがあり、自己肯定感も育まれるのだと思います。

その時々の自分の感情に気が付くことで、自分を適切に表現する力が身についてゆきます。

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withコロナ with不安

きょうは、きれいな初夏の日といった感じです。
爽やかな風とやわらかい光が降り注いでいます。

残念ながらアフターコロナとはいかず、長く付き合っていくウィズコロナの日々がしばらく続くのでしょう。正しく怖さを認識し、正しく予防していきましょう。

不安はどうでしょうか?
なくすことは出来ますか。
不安にとらわれず前向きに・・・とかよく聞かれますが、どうでしょうか。
払いのけようとすれば襲ってくるし、いっとき忘れたかに思えても時がたてば必ずまたやってきます。
子供の頃、親から受けた不適切な養育、虐待。戦争や内乱(今の日本では考えにくいですが)、今もその深い傷跡に傷ついている方たちもいらっしゃいます。命を脅かされる事故や天災もトラウマです。
トラウマとまでいかないまでも私たちを苦しめる苦痛な体験を想起し、くるしむことはよくあります。
ただ、それらのことが日常生活さえ脅かすようになったら・・・

過去の不幸な体験は私たちを苦しめます。
しかし、いま私たちを殺すことも害をなすこともできはしないのです。

不安と格闘しない。
不安の原因を追究しない。

不安は依然としてあるが、距離をとってみる。
「・・・という過去の記憶に傷ついている自分がいる。」
「なにをやっても上手くできない自分はダメだと思っている自分がいる。」
自分の目の前ではなく離れたところに置くイメージです。
へやの中のテレビで「嫌な過去の物語が放映されている」というふうに。

不安はなくはならないし、思い出せば不快には感じても、格闘しないですむようになります。

ACTアクセプタンス&コミットメントセラピー

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カウンセリング再開しています。

二か月近くカウンセリングを休ませていただきました。
5月16日から再開いたしました。
私はステイホームもあまり気にならないほうですが、それでも何かしら「もやっ」としたものは感じました。
サービス業を営んでいる友人たちは大きな痛手だったようです。

人生には思いもよらないことが起きます。
天災、戦争、事故、今回のような世界的な感染症の蔓延・・・。
当たり前の日常がどれほど得難いものか思い知らされたと、多くの人たちから聞かれました。

親しい友人、恋人、遠くに住む肉親にも会えない日々。
関係性を見直す時間にもなったのではないかと思います。そして、自分自身と向き合う時間になったのではないでしょうか。

使い古された言葉ですが「ピンチこそ絶好のチャンス」です。
顔を上げて切り開こうという覚悟が必要です。

フレンチラベンダーがきれいに咲きました。

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置かれた場所で 一人ひとりの物語

NHKの土曜日の朝、「小さな旅」という番組があります。ほかの時間帯でも放送されているようですが私はもっぱら土曜日早朝にみています。
旅番組というより、そこに暮らす人たちのドキュメンタリー作品になっています。

名声高い人たちやいわゆる成功者はでてきません。
その土地に根をはり日々の営みを丁寧に、自然の恵みや人を思いやり、いわば宮沢賢治の世界に生きているような普通の人々に焦点をあてた構成になっている番組です。

恵みに感謝し、家族、隣人を大切にして、努力を当たり前のこととして意識すらせず、黙々と
仕事、生きることをしている人たちの姿があります。
華麗な花ではないけれど野に咲くスミレや勿忘草のような花を咲かせ続ける。

「おかれた場所で根をはり咲く」姿をそこに見ることができます。
若い日、私は何物にもなれない自分がもどかしく鬱々としていた時間が多くありました。そのとき「人はなにを成すかではなく、与えられた状況のなかで如何に生きるかが大切」という言葉を知りました。

迷いながらも、誠実に、ときに失敗を重ねたりしながらも、自分が置かれた場所や状況で生きていくという営みそのものが大切であり愛おしいのだと思います

カモミールが咲いています。この花が大好きです。

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「知者不惑」知者は惑わず・・・私は凡人

これは孔子の言葉です。本当に賢い人物はどんな難局に身をおいても、冷静に対処しのりきることができる、というような意味ですね。

私は凡人ですから困ったことがあると心拍数があがって、判断を間違い様々失敗を経験してきました。
そのために失ったものや背負い込んだ重荷、時間がありました。

しかし、マイナスと思える経験も私をつくっています。後悔でしかない思いからも学ぶことが沢山あることを知っています。失敗からしか成長しないのが凡人たる所以かもしれませんね。


混沌とした状況にある時、少し立ち止まって自分を客観視してみましょう。

全く希望のない状況はありえません。目を凝らし、したたかに、助けがないか未来への希望がないか探求することが大切だと思います。

どんな過酷な状況であっても、そこから学び自分の行動を変革し未来を変えることができます。

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ストレス対策など

コロナ感染症で行動制限がかかり、通常の社会生活が難しくなっています。
私もカウンセリングを自粛させていただいております。

みんなが心をひとつにして今は我慢のときです。自分を、愛する人たちを守るため
三密をさけ、感染拡大を阻止しましょう。

時間だけは十分にあります。隅々まで掃除するとか断捨離もいいかもしれません。
自分の内面に注意を向けてみるのもひとつですね。。
私は夢に注意をむけたりします。

それでもストレスがたまるなら、アメリカ心理学会推奨のストレス対策などいかがでしょうか。

1.運動
有酸素運動を少々・・。自立神経の興奮がおさまる、夜の睡眠の質も改善します。

2.瞑想
マインドフルネスですね。副交感神経が優位になり落ち着きます。

3.読書
エッセイや古文など私のおすすめです。

4.音楽
すきなアーティスト、ジャンルなど。クラシックははずれがないと思います。

5.散歩
なるべく自然、緑がゆたかな公園とかがおすすめです。

6.友人、家族とすごす。
但し、共感できる人たちと・・。

7.マッサージ
ストレスがたまると筋肉が硬直します。ほぐすと気持ちいいですよね。

8.祈り
宗教をすすめるわけではありません。誰か大切な人のために祈る。
3.11の大変な状況から立ち上がってきた日本人のレジリエンスは祈りと不可分だったと
思います。

どれかやってみませんか?

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さくら待つ頃

最近は花粉症に悩まされています。でもこの季節が一番好きかもしれません。

日本人なら大好きな桜、私も大好きです。暖冬だから花が早いかとおもいきや、そうともかぎらないようです。綺麗な花を咲かせるためには厳しい冬の寒さが必要なのです。

春は卒業式や旅立ち、という別れ、そして新しい土地での、学校や職場で始業式という出会いもあります。涙とわくわく感、引き裂かれるような思いと新しいステージで出会う様々な人や状況があります。
失わなければ出会わないものや人があります。

あれもこれもと持つことはできないし、一度に何人も抱きしめることはできません。
際限もなく欲望にかられるのが人間ですが、それを手放す勇気があれば、本当に自分がもとめている価値を見つけることができるかもしれません。

去年の桜です。
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もっと痩せなきゃ自分が許せない?

女性ならダイエットをしたことない人はいないんじゃないかと思います。
小さな顔、すらっとのびた手足、くびれたウェスト、モデルさん体型、私も憧れます。

「ちょっと、太ったね。」、「少しやせたほうがきれいかも・・」まわりからそんな風に
体型について指摘され、始めたダイエットが歯止めが利かなくなってくる。そんなことがきっかけだったり、自分の女性性が受け入れがたかったり、ストレスなどで食べることを拒否しつづけてしまう神経性やせ症/神経性無食欲症があります。

傍からみれば明らかに痩せすぎで、生理がこなくなったり、命が危うくなるほど痩せていきますが、本人は「痩せてない、お腹もすいてない、疲れない」という強い否認があります。なんとか入院治療をしても、退院すれば痩せることに集中して努力してしまう。

太っている自分は許しがたいとさえ思ってしまう。究極に痩せることが本人にとっての価値だということのようです。

痩せること以外の価値を見つけることが、そこから脱出するきっかけになることがあります。進路だったり、恋人だったり・・。

根気強い治療が必要です。

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