母性の功罪

鬼子母神の話をご存じでしょうか。

もともとは、小さい子供を捉えて食べてしまうという、怖い神様でした。
お釈迦様がそれを憂い、鬼子母神の子を隠してしまいます。
そして子どもを隠されたことで自らの罪を悔やみ、安産、子育ての神になっています。

母性の光と影を象徴する存在として認識されています。

あかちゃんは母親(養育者)の献身的な世話によって守られ、愛着を形成し、成長していきます。幼子を胸に抱いた時の母親のあふれるような愛情は尊いと思います。

子供は成長につれ、親との距離をとっていきます。自らの価値観を構築して、おとなになっていきます。

そうした過程のなかで・・・

たとえば、なにかにつけて、どこいくの?なにするの?私の言う通りにしていればいいのよ!わたしのいうことが正しい
結婚してからさえ、毎日電話がくる。ラインがくる。夫との関係性にさえ口をだす。
それが息苦しく、辛い、でも抵抗できない。

ユングの集合無意識にグレートマザーというものがあります。
これは元型というものであり全人類共通のものとされています。
グレートマザーの光と影、母性の光と影。

もし誰かとの関係性に違和感を感じていたら、自分のなかのモヤモヤした気持ちが自分を苦しめていると感じたら、感情を詳細に見つめてみるといいかもしれません。

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