友人がもうじき定年退職をします。
「思いっきり自由な時間を楽しむんだ!」そう言っていますが密かに心配しています。
シニア年代の方に話を伺うと定年後、一年位は気分が沈んで落ち着かず、眠れなかったと仰る方が多かったのです。年金が充分にあって心配がないという方でも不安定な気持ちの自分をもてあましたと言うのです。
そうなんです。長年自分の社会の中での居場所だった職場から切り離されて、喪失体験を味わうことになるのです。身体的にも何回目かの曲がり角・・・。
てっとり早いのはなにかしら社会と繋がる仕事や役割、ボランティアなどなさるとお元気になられるようです。できれば現職のうちに定年後の生き方を考えられるといいのですが。
キーワードは「もう一つの居場所」、「友人」。
いろんな居場所、全てを共有できなくても、ある一部分でも共有できる場、そんな場所があるといいんです。
適切な距離、適度の依存、それが上手くいくコツです。
定年を迎えてお金と時間が足りていても喪失感に悩むんですね。
幸福というのはどういうことなのかを考えさせられます。
おそらく、お金、名誉、地位よりも、その人のなにか意味のある居場所ということなんでしょうね。
コメントありがとうございます。
長い間社会の中にあった自分の役割、居場所がなくなる訳ですから、これも喪失体験なんですね。
幸福感はひとそれぞれですが、ある部分だけでも共感できるコミュニティがあると人は癒されるのだと思います。
趣味のサークル、ボランティア等々、自分の存在を承認してくれる仲間や友人、人との様々な関わり合いのなかで、傷つくこともありますが癒されるのだと思います。役割があると生きる力になります。
また、何気ないふれあいの中で、気持ちのいい挨拶、言葉を受け取ると小さなしあわせを感じます。