目や耳、鼻、舌、皮膚で感じることであらゆる情報を取り込み、私たちは判断しています。
赤ちゃんの愛くるしさ、ほのかなミルクのにおい、抱っこしたときの感覚に私たちは思わず笑顔になります。その愛おしさにやさしい気持ちになります。
こういう時、しあわせを感じるのだと思います。
美しい野の花に心躍らせた幼い日がありました。そんな時おさないなりに満たされた思いがありました。
情報があふれ、もっと美味しいたべもの、もっと美しくなるグッズ、もっとステイタスのある暮らし、そんなことに心が占領されると、私たちは疲弊してしまいます。
自分はまだまだだ、それを手に入れてない自分はダメだとか思ってしまう。
向上心という意味ではその感覚も必要ですが、身近にあるしあわせを気づかずやり過ごしてしまうかもしれません。
五感で感じることを自分の中にしっかり取り込み咀嚼することは大切なことだと思います。言い換えればその感性があればしあわせを引きよせることができる、しあわせを受け取る準備ができているということだと考えます。
すれ違った人の香に一瞬こころが動いた。
そう、あの人の香水と同じだ、そう感じてキュンとするのも悪いものじゃありませんね。