ヒトはいじめをやめられないのか!?

いじめを良いと考えている人はいないと思います。
しかし、同じような悲劇が繰り返される。
正しい方向へ指導すべき先生達でさえ加担してしまうことがある。
いじめられるほうにも問題があると言い出す人さえでてきてしまう。

どんなにいじめが悪いことだと認識させてもやってしまうヒト。
理性がはじけとんでしまうのには人間の根源的ななにか、集団無意識のようなものがかかわっているのではないかと考えていました。

中野信子さんの-ヒトは「いじめ」をやめられないーとういう本を読みました。
種を残すため脳に組み込まれた機能だということのようです。
母親が子供を守るため、他を徹底的に排除するということは動物の中によくみられることです。
そして集団になったとき理性がのみこまれてしまう。
詳しくは本をお読みください。
(いじめを回避する方法も書いてあります。)

いじめをする決められた人達がいるのではなく、パワハラをする決められた人達がいるのではなく、誰でもいじめをする可能性があるのだということを個々が自覚する必要があるのだと思います。
集団の中でこれが正義だ、心地よいということを感じた時、立ち止まって考えてください。
距離をとった時、自分の理性が正しく機能しているかどうかを考えてみましょう。

 

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ヒトはいじめをやめられないのか!? への2件のフィードバック

  1. 千葉 一夫 のコメント:

    人をいじめた経験のない人が少なからずいるのではないでしょうか。
    人をいじめるなんて発想のない、かろやかに生きている人達。

    不安、恐怖、不快な物事をさらっと受け流せる心の余裕なのか。
    一方で正義と正義の対立ほど空しい争いはありませんね。もう一段高いところから物事をみる余裕がほしいものです。

    • 長谷川博子 のコメント:

      コメントありがとうございます。
      ー集団への帰属によって行動を左右されたり、制裁行動を行っても快感を感じたりたりしない人達たちが存在しますーそう書かれていますね。ある特徴をもった脳の持ち主たちも存在しているようです。かろやかに生きている人達とは違うんだろうとは思いますが。
      正義の御旗は困りものですね。

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