5年前私はおおきな手術をしました。
いろんなめぐり合わせがあり一人の優秀なドクターと出会いました。
手術をするかしないか、その結果に自分は責任をとらなければなりません。心配のない生活を手にいれるか、不安な生活の中で時がくるまで命を全うするか。
ドクターの丁寧な説明と私の不安によりそってくれる医師として人としての姿勢が私に決断させてくれました。
この人にならかけて見よう。自分の決断を引き受ける覚悟ができたのでした。
その先生から冬の便りが届きました。
私のぼんやりした方向が鮮明になったのは、今思えばあの手術のあとでした。
再び与えられた命を全うしようと考えたのだと思います。でもそれは、大それたことではなく自分が若い日から追いかけてきた夢、イメージを実現させることです。